どうなってるのやら

あゆぽっぽ。あゆぽっぽ牛乳。

→vaioZCanvas

 むかしvgn-z持ってた。 見た目とコンセプトにぜんぶ納得してて、なかなか買えなくて末期モデル(z?3)を発注したら20万しなかった。 penryn系の次からいまわしきオレゴンチームになるってことで、そうならないぎりぎりで決断した。 液晶縁は狭くキーボードがへにょへにょすることもなく、首?ヒンジ?まわりの円筒にPCG-x505のおもかげが残っててエメグリの電源ランプも大好きだった..

 そのあとsvs13a1ajになった。 これもまた「ivyBridgeの次は北米チーム」だとかいう理由で、まぁじぶん的には妥当なタイミングだと考えてた。 タイミングはとてもよかったけど、ルックスはそれなりで運用中とつぜんSDスロットの認識が消えうせる(!)とかいうスチャラカな個体だった。 いま思えば2C4Tでメモリ実装12GB積めて、光ドライブも載って「そこそこオールインワン+そこそこ持ち歩ける」モデルとしてはほんとに末期だったのかもしんない。 ここを見るかぎりflexMemoryTechnologyはふつうに現役らしく、'4GB+8GB'で積めば下位8GB(4+4)分がデュアルチャネルになるのでバンドの不安もあんましなさそう。

 不満も死角もすくなくて売価も高くないsvs13a1ajだけど、ふしぎとtypeZほどは大切にしなかった。 らんぼうには扱っていないにしても、ちょうどiPadだのなんだのスマート陣の黒船白船がなだれこんでしまって暮らしも変わった。 PCの役割は下がってしまって、それにあわせるように「高くないやつ」を選んでみたら刺激もすくなかった..

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 ほんとはskyLakeなZクラムシェルを手にするつもりだった。 青光りロゴをちらっと写真でながめて、vgn-tz505(って名前じゃないよねたぶんw)を見送ったころの感覚がうかびあがってきた。 tz505(仮)が頭のすみっこにある以上、30万ぐらいなら上等なんだとセルフ覚悟もきめてみた。 それで受付開始日より早い段階で銀座リアルサイトへ見にもいってみたけど、「きらん」と光るのがオーナーの目に入る指数は思ったよりひかえめだった。

 言葉にならないvaioっぽさは、そこにあったと思う。 だけどソニーサロンwで目にした、「板なのにz」だとかいうトンデモ機種がとても印象的だった。 トンデモ機種は単純に「通常電圧版(Core2ノートの頃からある25W級前後)を板につめました!」だとかいう生ぬるいものではなく、なぜか4C8Tでなぜか静電タッチパネルとペンがついててなぜかストレージスロットが二つ載ってるへんたい仕様だった。 ちなみに「板のうしろに彫られたvaioロゴがやっぱし'きらん'する」ことは全くしらなかった..

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 まるまるwindowsが入ったタブレットには、コストがともなうことも知ってる。 りんご教徒用の個体では高級な部類の「メインRAM2GB」はウルトラ最低限扱いされてるし、りんご端末みたく「ストレージ16GB」は事実上設定できない。 それどころか内蔵32GBでさえぎりぎりなのは目にみえてるから、よっぽど割りきった造りじゃないかぎりSDスロットなんてものも空けておかなきゃなんない。 たとえatomがどれだけライトなsocとしてポテンシャルを220%見せつけてくれたとしても、C/Pでのポテンシャルはぶっちゃけ知れてる。 しかたない。。

 だけど「まっとうなノートマシン全部入り板」を企画するなら話はぜんぶひっくりかえる。 クラムシェルとして企画しても安くなさそうなものを板につめて、なぜかペン対応(※ほんとは絵を描くためですw)にして「超全部入り」を主張するなら'高い板'に別の存在感を埋めこむことができる。 っていうかvaioZ本流でさえ目をつぶった、有線LANだの電源ランプだのが残っているのはじゅうぶん立派におもえた..

 相方に「これは..vaioだよね」ってきいてみた。 「..うん」とだけ返ってきた。 なにかが、決まった。