どうなってるのやら

あゆぽっぽ。あゆぽっぽ牛乳。

Logitech/G610BL(JP)

 しばらくFn方式なやつばっかし使ってて、ふと恋しくなったのでフル配列のキーボード買いました。

 ..ウソです。 6割くらいはうそです。 ほんとは青軸がほしくてしかたなくなったので買いました。 LogitechのG610BLです。 日本語配列なので自動的にLogicoolってやつですw

 キー個別設定ができるLEDイルミ付きなのですが、幸いキーボード側だけで全消灯できます。 オンボードメモリのようなものは持っていないようなので、常駐ソフト抜きで使うなら消灯/Breezeを(ハード的な専用ボタンで)選ぶことになります。 じゅうぶんに明るい部屋で文字打ちする用なので、まぁ消灯で困ることはありません。

 むしろキートップ文字が「イルミを透過?させるために黒塗装から『白抜き』してある」方式なので、メーカー製PCおまけみたく「スナック菓子指でうちこんでたら印刷はげた」症候群は心配いらなさそうです。 光る機能にはこだわりませんが、副産物的にハゲないなら文句は言えないでしょう。。


 筆者は「かな刻印あり-vs-刻印なし」派ではありません。 日本語キーボードをその'二つ'に大別する習慣がないのです。 んじゃ「どっちでもいい」かと言えばもっとひねくれており、「観るにたえる日本語刻印 > 刻印なし > 観るにたえない日本語刻印」の三段分類をしてしまう文字難民状態が続いております..

 ..DOS/Vとかいうのが新興勢力扱いされていた頃、かなりのメーカー製PCキーボードは写研ナールが刻印されていました。 みいそ陣営も負けてはおらず、NEC98用丸コネクタ品は末期まで写研ゴナでありました(※AT互換機系用のUSB製品は新ゴです。レアですねw)。 しかし紙への印刷同様『写研』の登場頻度が先細ってしまうのは当時の定め、まあ大手や外資ふくめてDTP書体がとってかわるようになりました。 今おもえば、それでも「まだよかった。マシだった」のです..

 NX革命以降しばらく新ゴを使っていたNECは、ダイナ華康ゴシックを経て謎の字へ転落してしまいました。 富士通はひっそり新ゴを維持、vaioは(ソニーから切りはなされた後)UD新ゴを使っているような雰囲気です。 BBBだか太ゴだかわかりませんが、IBMも「モリサワっぽい字」から「モリサワを何度もトレースしたら劣化コピー風味になった字」へ変わりはててしまいました。 もっと悪いことに周辺機器専業ブランドの別売りキーボードでも、劣化コピー系タイプフェイスがあたりまえになっている現実でございます..


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 この「劣化コピー風な字」が日本語キーボードへ乗りだしはじめてから、あゆぽっぽは「これよりは無刻印がマシ」と意識するようになりました。 なので日本語キーボード刻印は「三種類」なのです。 もちろんいまでも「見てて納得できる字」なら、かな刻印付きを買います。 しかしそんなものはめっきり減ってしまい、「劣化コピーではないと思ったらMSUIゴシックを忠実に再現したメカニカル高級キーボード」とかいう個体も市場に息づいている模様。。 ..ここのブランドは修理料金安くて面倒見いいのですが、かな刻印がレイアウト図どおりにMSUIgothicなのです.. まさに「ありorなし」以外の評価軸は存在しないと言わんばかりのデザインコンセプト、メカニカルスイッチは複数の軸で展開されているのにキートップはしょんぼり仕様でございましたorz


 ◇触ったことあるキーボードで、許せる日本語刻印だったやつ:
  ・エレコムTK-UP87:じゅん
  ・エレコムTK-FCP025/026モリサワ新丸ゴシック (同社「オリジナルフォント」はモリサワが多い?)
  ・林檎教総本部/BT純正キーボード:スーラ
  ・DELL/vostro3900付属キーボード:スーラ
  ・松下/let'sNoteR3:ウインクス
  ・不治痛/FMV-KB324:新ゴ (fujitsuですから..)
  ・かつてRT6652とか言われた一族:ナール?


 ◆日本語刻印「あり」だけど、許せないやつ:
  ・filco/日本語刻印付モデル全般:MSUIゴシック [劣化じゃないけど字が悪い]

 G610日本語版は、かな刻印こそありませんが「全/半」「ひら/カタ」あたりに和字が残されています。 ここがまぁ大体、かつてのナールを思わせる字になっており「ぎりぎり許せる」ところも決め手になりました! これがBlackWidowとかになるとそうはいきません(注:年度にもよります)w