どうなってるのやら

あゆぽっぽ。あゆぽっぽ牛乳。

GeforceRTX3060

 ..2000番台当時、RTX2060の当初想定価格はUSD349と発表されました。 350ドルというのはfermi当時ならGTX570に相当する数字ですが、まぁ真剣勝負の道具?としての価値が相応に載っているご時世でもあるのでしょう(※まじめに評価するなら米ドル圏での物価変動割合は考える必要がありそうです)。 しかし今回、最初に発表された$399な「6」にはサフィックスTiが付いており、自然な流れとして?もっと安い普及版3060が大いに期待されました。

 実際に出てきたRTX3060は$329を標榜しており、この先$299モデルがしばらくリリースされないといわんばかりの価格設定です。 一方合衆国の市場は間違いなくtrumpTariffとデジタルマイニング需要にむしばまれている状態で、カードベンダ提示価格がMSRPに対し1~2割高いのは当たり前。 その上大手販売サイトは順番待ち(evga公式)だの抱きあわせ(newegg)だの不穏な噂しか聞かず、foundersEditionを除けば$329じゃ買えないといった空気を拭える予感は一切ありません。 なお国内価格としては\49,980なる数値が発表されてはいますが、これは代理店マージン3割を見込んだ単純計算($329×104×1.10×1.3=48928.88円)に近似していることから、どうも上述のトランプショックは影響していない前提です。 2021/01/15現在国内流通を握っている代理店から具体的な製品の発表はなく、おそらくは供給と価格動向の両方に対しぎりぎりまで様子を見るつもりではないでしょうか。

 先に発表された上位モデル[3090/3080/3070/3060Ti]に関し、日本の代理店レベルであからさまにtrumpTariffを反映した値上げを発表した実例は聞いた覚えがありません。 逆に3060の代理店発表価格が5万円を大きく超えるようなら、当該モデルは(国内に流通するべき個体で)米中摩擦の影響を象徴する初の事例と言えるでしょう。 正直もどかしいですが今後を見守るしかありません。。