どうなってるのやら

あゆぽっぽ。あゆぽっぽ牛乳。

Crysis Remastered

 突然ですが、オリジナルのcrysis1はスタッフがタヒチへ行ってきた際の映像を資料にして作られたことが知られています。

 当時リアル写真('real')とCE2でのレンダリング結果('crysis')を並べたっぽい画像がネットに出回りましたが、その実写サイドがタヒチだったもよう。 確かにその実写?と元祖C1の色味はそっくりで、今でも語られる「当時のスタッフはタヒチで撮った画を再現するため心血を注いだ」なる説明にも説得力があります。 この話を踏まえれば、remasteredの看板を掲げたくらいで色を変えてしまうことへの拒否反応が出るのにも無理はありません。

 一方リゾート施設/ツアーガイドweb等で見るタヒチの写真は『絵になる感満載』な色合いを訴求しており、photoshopマジックなのかHDR撮影なのかはともかく元祖の解釈に比べると鮮やかな印象です。 しかしremastered(否nsw)はそういった南国感を前に押し出しており、原作での実体験と無縁のプレーヤーには表現としてアリかもしれません。 シーンによって暗すぎたり明るすぎたり昼夜の設定が変わっていたり、見上げるかぎりの青かぶり空?あたりはアレですけど。。

 少なくとも原作とremasteredで、crytek側が基準とする色乗りを変えてきたことは事実です。 双方に相応の理由があり、この先の舵取りは「オリジナルプレーヤーの記憶寄りか、ありがちな南国リゾートか」といったシーソーバランス的な調整(or無調整)になるのだろうとは思います。 さいわい本作はオンラインゲームじゃないので、オーナー側でreshade入れてそれっぽくごまかす道も残っていることを忘れてはなりません。