どうなってるのやら

あゆぽっぽ。あゆぽっぽ牛乳。

Deus Ex Mankind Divided

 criminalPast(A Criminal Past)終わりました。 DLCシナリオ勢では唯一『本編から不自然に切りとられた』感がなく、またボリューム感でもストーリーでも一番の力作とされる一本です。

 わけあってadamJensenはaugs専用の牢獄施設へ忍びこみます。 しかも罪人あつかいで忍びこみます。 罪人あつかいなので、開幕から全augmentsが封じられます。 ここでポイントなのは、「初期状態へ戻る」ではなく「全て封じられる」点。 メインシナリオでは常に使えるはずのLv1ハッキングや、生身の相手を一瞬で気絶させるtakeOutさえ使えません。

 封じる神あれば解放する神もあり。 まもなくAJは施設内で医者?らしき人物('Fixer')と出会い、Fixerはadamに埋めこまれたaugmentsキャンセルチップを無効化する謎の錠剤(!)を薦めてきます。 ようやくプレーヤーは身軽に動くことができ、またpraxisKitを使えば一段と快適になるいつものdeusExが戻ってきます..

 ..が。 ゲームのデザイン上、本シナリオには二つの特徴があります:

 * 当該錠剤を飲むor飲まないはプレーヤーに任されていること
 * 施設全体に配置されているエネミー数は相応に多いこと

 ..錠剤を飲まない場合はシナリオ後半でもう一度チャンスがあるのですが、この二度目も断ってかまわない仕様です。 そのためプレーヤーには、DXMD本編を超える複数の選択肢が浮かんできます:

 * augs再有効化[錠剤あり]×ステルスプレイ
 * augs再有効化[錠剤あり]×fpsプレイ
 * augs無効維持[錠剤なし]×ステルスプレイ
 * augs無効維持[錠剤なし]×fpsプレイ

 ▲施設内には相当な分量のエネミーが配置されており、ステルスプレイではDXMD最強クラスの難易度を楽しめます。 一方エネミーの数が多くammoの補給には事欠かないため、augs封印状態でfps風の主人公を演じる選択肢もなりたっていそうです。

 DXHRではmodを組みこまない限り実現できなかった初期augments無効プレイ。 再有効化でaugsのありがたみを実感するのか無効状態を楽しむのか、無効状態では静かに動くのか堂々突破を試みるのか。 immersiveSimでは「プレーヤーに与えられる選択肢」と「プレーヤーの選択を反映した結果の提示」が大切なファクターとされるようですが、criminalPastはそういったバラエティ感を深化させたDXMDを魅せる存在といえるでしょう。

 augs封印状態で、どの端末にmultiToolを使うべきなのかは楽しい悩みになりそうです。

 

 psycho "everyone has a choice." ※crysis3より