どうなってるのやら

あゆぽっぽ。あゆぽっぽ牛乳。

GeforceRTX3060

  RTX3060に見られる特定アルゴリズム低速化機構は、少なくともドライバではないどこかに埋めこまれています。 単純にβドライバさえ入っていない環境でもリミッタに入るらしいことから、容易に想像できる範囲です。

 さらに先日ほんの一瞬だけ話題になった特定ビルドのドライバ(470.05?)では、「検出されたRTX3060のうち、一枚めに相当する個体に限りリミッタが外れる」挙動が知られています。 これらの情報より、「低速化のコア相当部はvgaBIOSまたはチップ本体に焼かれている」「低速化の解除(だけ)はドライバレベルで指定できる」こともわかります。

 ..この実装なら、緊急措置的な足かせが必要なくなった時点で容易に無効化することが可能です。 足かせのないチップを高額で売る作戦が日常化するのかと思いましたが、近日出てきそうな自称通貨掘りボードの性能は思いのほか奮わず、なんだかnvidia的にも恒久差別化が正しいのか悩んでいるようにさえ見えます。

 グラフィック的な視点では、stream(ing)ProcessorをshaderProcessorと称することが確かにあります。 しかし200x年代後半以降これらのSPは単なるfpユニットであり、またチップベンダ自身も「同一チップでさまざまな種類のコードが走る」ことを否定できない立場にいるわけです。 従って「Geforceなんだからゲームアクセラレータ的な機能以外に使えるべきじゃない」という偏見はnv全体の方針に合致せず、いま現在は「Geforceブランドがゲームアクセラレータ客に回らないのはマズいので緊急策を打っている」だけだと認識するべきでしょう。 ドライバ側に'解除指示機能'だけ実装されているリミッタからも、こういった考えが見てとれます。